双極性障害についての正しい理解と治療方針について

心理療法

病気の治療に利用されるのは薬ばかりではありません。薬だけを使って治療していれば、いつの間にか薬の効果ではなく、薬を服用していること自体に依存してしまうことがあります。ですから、鬱でも双極性障害でも治療には精神療法というものも平行して利用されます。
心理療法には定番のカウンセリングがあります。専門家と会話することで精神的なバランスが崩れている原因を探ります。更に、その原因を緩和してガス抜きすることができるようになります。

次に認知行動療法があります。これは患者本人の行動を振り返り、無意識にやっているくせや行動と考え方の方向性を修正し、自分で自分を追いつめないように対応していきます。
他にも、他人との付き合い方を考えたり、日常生活のリズムを整えることで精神面のバランスを安定させたりするようにします。
基本的に双極性障害などにかかっている人は昼夜逆転の生活担っていることが多く、躁状態になると朝も夜も関係なく行動するようになります。
これによって更にホルモンや脳内物質の調整が乱れ、病気が悪化することがあるのです。この悪癖や習慣を正すことで、病気そのものを軽くしていこうという治療となっています。

どの治療がどれくらい効果を持っているのかは人によって違います。ですから、効果がある人もいればない人もおります。
自分には向いていない治療だと感じれば、すぐさま担当医師と相談して無理をしないようにして下さい。
最初は無理だ、できないと感じていた治療でも双極性障害が軽度になるにつれてだんだんと出来るようになり、やがては一般的な生活に復帰し、薬の量も減少しというようにだんだんと治療は進みます。
今すぐに治そうではなく、長い目で自分を見てゆっくり治療することが重要となっています。