双極性障害についての正しい理解と治療方針について

躁状態

うつ状態とは逆の躁状態についてですが、これは人によってやや症状が変化するものの、気持ちの異常な高揚感が続く状態にあります。
継続する期間は人によって違い、1日や数時間、時には数分で完了することもあれば、何日も何ヶ月もテンションが高いままという人もおります。躁状態が続けば続く程に、うつ状態になったときの衝撃は大きくなってしまうのです。
この躁状態は常にごきげんなわけではありません。正確にいえば自尊心の肥大や多弁、注意力散漫というような状態が引き起こされます。機嫌がよくなっているように感じることもあれば、少々のことで爆発したように怒り出すこともあります。
双極性障害としての症状が悪化するにつれ、イライラ、怒りっぽい、我慢ができない、多弁というマイナスの症状が大きくなります。

躁うつ状態にある人間は多幸感や全能感に満たされるようになります。自分はなんでも出来る、自分は正しい、世界の中心が自分であるような錯覚に陥ります。また、眠らなくても活動できるようになり、何日も動き続けた結果バタンと倒れて躁状態が終わるという人もいます。
次に多弁ですが、無口な人、あまり人とのお喋りが好きではないというような人でも良く喋るようになります。それはただ喋るだけであり、会話でなくても本人的に問題はありません。次から次へと電話をかけまくったり、激しく独り言をいうようになったり、見ず知らずの人に自分のことを話にいったりするようになります。
他にも注意力が散漫になり、1つのことに集中していられなくなります。創作活動、仕事、家事、なんでもどれにでも手をだしたくなるわりに、躁状態にある場合は1つを終えてから次へという行動はできません。次から次にアイデアが浮かび、自分でもまとめられない状態にある為に落ち着きがなく、何もやり遂げられないまま時間がすぎるようになります。
また、ときにはその活発さが他人への攻撃へ向くこともありますし、快楽的な行動に走って買い物しまくる、借金をする、中には出会い系サイトを利用して垢の他人と性的な行為に走る人もいます。
中には躁状態のまま突発的に自殺する人もおり、双極性障害は非常に危険なうつ病なのです。